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年金はいくらもらえる?今すぐ確認できる簡単な方法と平均受給額をわかりやすく解説

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年金は「いつかはもらえるお金」ですが、実際に いくらもらえるのかよくわからない… という人はとても多いです。
特に40代・50代・60代になると、老後のお金の不安は一気に現実味を帯びてきますよね。

「今のままで大丈夫かな?」「年金だけで生活できるの?」
そう思っても、年金制度はむずかしい言葉が多く、なんとなく後回しにしてしまいがちです。

でも安心してください。
年金がいくらもらえるのかは、自分で簡単に調べることができます。
この記事では、平均受給額や調べ方、年金を少しでも増やす方法までやさしく解説します。


なぜ「自分の年金額」を知ることが大切なのか

老後が不安になる理由は「お金の見通しが立っていないから」

「老後が心配」という声が多いですが、その理由の多くは 「数字ではっきりわかっていない」 ことです。
年金がいくらなのか、生活にいくらかかるのか、それを比べてみることが不安解消の第一歩です。

たとえば老後の生活費は、総務省の調査によると 平均で毎月22~27万円ほど と言われています。
もし年金が月15万円なら、毎月7~12万円は貯金や資産から補う必要があります。

「なんとなく不安」から「対策できる状態」へ

✅ いくらもらえるか知る
✅ いつから受け取れるか知る
✅ 足りない分が「いくら必要なのか」を把握する

――この3つがわかれば、老後資金の準備ができます。


年金はいくらもらえる?平均受給額の目安

ここでは「もらえる年金の一般的な金額」を紹介します。
※あくまで平均であり、実際には収入・働いた期間・加入状況で変わります。

国民年金(自営業・パート・専業主婦など)

国民年金を40年間しっかり納めた場合の 満額は 約6万6千円(月額) です。
しかし、実際に満額を受け取っている人は少なく、平均受給額は 月5万5千円前後 です。

厚生年金(会社員・公務員など)

厚生年金は、収入によって金額が変わりますが、平均は 月14万〜15万円程度
夫婦で受け取る場合は 合計22〜24万円ほど が平均的なモデルです。

年金の種類平均受給額(月額)
国民年金のみ約5.5万円
厚生年金あり(男性平均)約16万円前後
厚生年金あり(女性平均)約10万円前後
夫婦2人の平均受給額約22万円前後

✅ 年金だけでは足りない人が多いというのが現実です。
だからこそ、「自分がいくらもらえるか」を早めに知ることが大切なのです。


自分の年金見込み額を調べる3つの方法

① ねんきん定期便で確認する

誕生月に届くハガキです。
今まで納めた年金額・見込みの受給額が書かれています。

✅ 50歳未満 → 今までの加入実績のみ
✅ 50歳以上 → 60歳まで働いた場合の将来予測も掲載

★ ポイント
→ 捨てずに保管!「年金の通帳」のような大切な資料です。


② 「ねんきんネット」でオンライン確認

スマホ・パソコンがあれば いつでも無料で年金額を確認できます。
登録もマイナンバーカード or 基礎年金番号でOK。

📌 できること

  • 将来の年金額シミュレーション
  • 履歴の確認(今まで払った額)
  • 年金受け取り予定額の試算

「今の収入で65歳まで働いたらいくら?」
「もし60歳でやめたらどうなる?」
→ こういう計算もワンクリックでできます。


③ 年金事務所で対面相談する

近くの年金事務所で、職員に直接相談できます。
予約して行くと、1人ずつじっくり説明してくれます。

✅ 老後の受給額を確認できる
✅ 過去の未納・追納の相談も可能
✅ 無料で利用できる(しつこい営業などもなし)


年金の計算方法をやさしく解説

年金額は次の3つで決まります。

  1. どれだけの期間、年金に加入していたか
  2. 収入がどれくらいあったか(厚生年金の場合)
  3. 保険料をきちんと払ったかどうか

たとえば会社員の場合――
✔︎ 勤務年数が長いほど年金は増える
✔︎ 給料が高いほど年金額も増える
✔︎ パートで短時間なら少なくなる

国民年金の場合は 何年払ったかが重要です
40年払わないと満額にはなりません。


年金を増やすためにできること

任意加入・追納制度で受給額アップ

60歳までに必要年数を満たしていない人は 任意加入が可能です。
昔の未納期間がある人は **追納(あとから支払い)**もできます。

「あと数年で満額になるのに…」という人にとっては、老後の月額が1万円以上増えることもあります。

iDeCoや企業型DCで老後資金を補強

年金はあくまで「最低限の生活を支えるお金」。
それだけでは足りない人がほとんどです。

✅ 60歳まで積み立てられる
✅ 節税メリットあり
✅ 老後の自分年金づくりに有効

という理由で、年金+αの資産作りが大切になります。

繰り下げ受給で年金を増額する方法

年金は65歳から受け取れますが、受け取りを遅らせると 1年で8.4%増える制度があります。
75歳まで繰り下げると 最大84%増額も可能。

ただし「長生きする前提」での判断が必要です。


よくある年金の誤解と真実

「払ったより損をする」は本当?

年金は投資ではなく 保険制度 です。
長く生きれば生きるほど「得」をする仕組みになっています。

日本人の平均寿命は
男性:81歳 / 女性:87歳

➡ 平均で考えると 掛け金より受け取り額の方が多い人が大半 です。

「年金制度は破綻する」は本当か?

制度が変わることはあっても「なくなる」ことはありません。
もし何も対策せず破綻したら、日本国内すべての高齢者が生活できません。
→ 国は制度維持・調整を続けています。


まとめ:まずは年金がいくらもらえるか「今」確認しよう

✅ 年金だけで老後生活はギリギリになる人が多い
✅ だからこそ「自分はいくらもらえるか」を知ることが大切
✅ 調べる方法は「ねんきん定期便」「ねんきんネット」「年金事務所」の3つ
✅ 早く知れば対策できる。知らないままでは不安だけが増える
✅ 老後資金は「年金+貯金+資産形成」でバランスよく用意することが重要


📌 この記事を読んだ後にやるべき行動リスト

  1. 今すぐ「ねんきん定期便」を探して確認する
  2. スマホで「ねんきんネット」に登録して試算してみる
  3. 足りない金額を知り、老後資金計画を立てる
  4. 必要ならiDeCoや資産運用なども検討する
ABOUT ME
ぼくゆう
ぼくゆう
行政書士/大道芸人
1991年2月15日生まれ。練馬区議会議員選挙2023にて無所属新人の中で得票1位(1526票)を獲得するも落選。
行政書士事務所代表。ジャグリングギネス記録を樹立し、テーマパーク等のショーに出演もしている。
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